2013年05月05日
130502_大峰奥駆道_八経ヶ岳-吉野パート(3日間)
タイトルショット
大峰奥駆道縦走に挑戦した記録です。 連休の都合で女人結界のある山上ヶ岳を含む北半分を今回天川川合から入山し、弥山(みせん)で一泊、翌日百名山の八経ヶ岳をピストンした後、山上ヶ岳の宿坊へ向かうという荒行を敢行、さらに三日目は奥駆道北端の吉野まで足を伸ばしました。
参加の常盤氏ともども極限状態の山行きとなりました。
5月2日:
天理駅に深夜バスで到着
下市口駅でバスに乗り換え
天川川合到着
つり橋をこえていざ山域へ
これから向かう奥駆道の山々は霧氷で真っ白に染まっている
栃尾辻の非難小屋
霧氷の映像、これは雪ではなく氷点下の水蒸気が木々にぶつかり凍り付いてできたもの
渓流のそばにたたずむ狼平の非難小屋、できればこんなところで時間を費やしたい
さらに霧氷の中を進む
弥山到着
弥山の小屋の中へ、そして食事
5月3日:
まずは百名山の八経ヶ岳へのピストンから
いったん、弥山に戻って、ここから長い一日が始まる
奥駆出合、行者トンネル方面に行かないで一の峠を目指す
行者還岳避難小屋、ここで水を補給
さらにここから、険しい尾根道となっていく
修験者と出会う
七曜岳手前の小高いところでお弁当にした
道程の大むね半分に当たる七曜岳に到着したのが12:46、先へ行くかエスケープかの岐路に
さらにこの後、弥勒岳、大普賢岳を越えていかねばならない
最大の難所
大普賢岳登頂、この時点で食事時間を考慮しても、おおむね1時間遅れ
阿弥陀が森、女人結界
小笹宿、ここでも水を補給
何とか、日のあるうちに山上ヶ岳に到着
宿坊、龍泉寺に逗留、風呂に入り、ビールを飲んで、食事をして、疲れた身体を休めることに
5月3日:
急遽、洞川温泉(どろかわ)エスケープを取りやめ、最初の計画通り吉野へ向かうことに決定。これがまたなかなかの道程でした。
この道しるべを見落として、洞川温泉方面へ10分ほど下ってしまった
登り返して正しい吉野への道へ、でも気持ちとは裏腹に身体は洞川温泉を欲している
五番関、ああやっと、これで女性に会える
大天井ヶ岳、きついのぼりであった
二蔵宿小屋、ここでランチ
四寸岩山到着、見晴らしが楽しめる でもあまりその余裕さえなかった
吉野山、金峰神社、水分神社
吉野山バス停、近鉄吉野駅
以上、3日間の全道程写真です。 限界付近での肉体と精神の葛藤を含め、写真に出ていないさまざまな実りがありました。次は大峰奥駆道の南半分をどうするか、日数をかけて練りますので、乞うご期待。
最後に今回計画段階より深夜バス宿の手配とルート設定にご協力いただいた常盤氏には大いに感謝しております。 協力がなければ、今回の縦走は成立しなかったものと思っております。
最終修正日:20130506